第四話  スペシャルデー

ボクシングデーのスト破りの続きです。

ボクシングテーの翌日、早くパリを脱出しなくてはと、意を決してホテルをチェックアウト。

一泊一万円はあまりにもきつい出費。

多くても3000円と考えて旅している者にとって、かなりきつい。

荷物を持って、リヨン駅へ。

昨日と雰囲気は同じであるが、人々がTGVに乗って待っている。

席は満席。

どれかの列車が出発するはずである。

どの列車がいいのか各列車を見比べていると、世界最速の記録プレートをつけたTGVを発見。

行先を見ると、スイスのジュネーブ。

出発させるのであればこれに違いないと、デッキには場所取り。

一時間ほど待っていると、車内アナウンスとともにドアが閉まった。

私の選択は正しかったようである。

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車内は満員でたくさんの立ち席客がいたので、ずっとデッキで立っていると、 退屈になった子供がデッキまでやってきた。

暇つぶしにと、日本の硬貨を見せて、欲しいのはないかとジェスチャーでしめすと、 選んだのは一円硬貨。

子供にとって、銀色に光る硬貨がよかったようである。

その子供が自分の席に帰り、嬉しそうに親に見せているのがデッキから見えた。

しばらくすると、その子が缶ジュースを持って戻ってきた。

お礼だという。

いやいや、一円がジュースに変身である。

何も買わずに乗り込んだ私にとって、ありがたい飲み物であった。

 

列車は徐行するところもあったが順調にスイスに進んだ。

ただ、気にかかるのは、切符を買わずに乗ったことである。

車掌が来ると買おうと思っていたが、全くその気配がない。

無賃乗車で捕まるのは嫌なので、車内で英語を話せる人を探して訪ねると、

一言 Today is special day と。

それに合わせて、車内からスペシャルデーの合唱が。

みんな買っていないんだと納得。

いやいや、フランス人って、いい性格してますよね。

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