どこかに行きたいなぁ〜旅行記〜

定年バックパッカー

下手な英語が引き起こしたトラブル


ANAのカレンダーをめくった。

9月はドイツ。

場所はケルンです。

初めてケンタッキーのナゲットを食べたところです。

時は、今から30年前。

店で注文が終わった後、店員がいろいろ聞いてきます。

何回も丁寧に言ってくれるのですが、理解できません。

最後に店員はしびれを切らして、カウンターの上にあった、

ケチャップやマヨネーズなどの調味料をすべて袋に入れて渡しました。

言葉が分からないと、ナゲットすら買えません。

というより、システムが分からないと買えません。

 

日本で田舎に住んでいる者の宿命です。

我が町に初めてマックができたとき、行ったときのことです。

 

店はすいてました。

 

4人で行って、テーブル座っていたのですが、注文を取りに来ません。

しばらくして、周りの様子見て、やっと理解できました。

田舎者はつらいです。

私の初マックはジュネーブです。

 

列に並んでハンバーガーまでは注文できたのですが、

その後が進みません。

1分くらい、何度も、店員の言葉を聞き返したのち、

コーラに大きさがあるのに気づきました。

私の街では、コーラと言えば、一種類でした。

S M Lなんてのは、ありません。

ナゲットを買った店は、大聖堂の近くから伸びる古いアーケード街にありました。

いまもあるのでしょうか。

 

来年にはケルンに行けるかもしれません。

変に思われるかもしれませんが、私にとってケルン大聖堂よりナゲットの方か大事な思い出です。

そのあと、ホテルに帰って、買ってきたワインを飲みたいので、

フロントでコップを頼みました。

部屋にコップすらない安ホテルです。

 

後でね、と言ってから、なかなかコップが部屋に届きません。

フロントに行くと、もう少しするとタクシーが来ると言われました。

コップをかっこよく、カァ~プと言ったために、車をよんだようです。

フロントのおばさんは笑いながら、これは「コップ」と言って渡してくれました。

恥ずかしい思い出です。

 

でも、円が1ドル200円以上の時代ですから、支払いは結構こたえました。

新しい町に着くと、すぐiマークを探して、ホテルを頼みました。

.3000円くらいの予算でお願いしていた記憶があります。

バジェットという単語を最初に覚えました。

地図もそこで手に入れていました。

 

地球の歩き方は初版が出ていましたが、

楽しいくらい役に立ちませんでした。

なぜ楽しかったかと言うと、間違いを見つけてはがきに書いて出すと、

新しい地球の歩き方がもらえたり、記事の下に名前が載ったりしていました。

 

今はネットで検索するといろいろ出てきます。

本の旅人おすすめホテルもあります。

楽な時代がやってきました。

日本円も高くなりました。

私の若いころと比べると二倍の価値があります。

 

皆さんが頑張って働いて日本の力をつけたおかげです。

 

いま、旅行に行かなくて、いつ行くという時代です。

休みも取りやすくなりました。

昔も年休は取れていたのですが、心情的には大変でした。

旅から帰ったとき、年配の先輩達に囲まれて、恫喝されたこともあります。

 

みなさんの職場、年休取りにくい雰囲気ありますか?

 

何かドイツの写真を載せたいのですが、デジタルの時代になってからの写真といえば、

フランクフルトのトランジットのものしかありません。

 

ご容赦ください。

 

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ということで、今の時代を謳歌したいと思っています