どこかに行きたいなぁ〜旅行記〜

定年バックパッカー

四万十川を遡る


四万十川。日本一の清流として知られていますが、それよりも、自然が残っている川と言った方がイメージが出ると思います。日本の川だと、両岸に堤防が目立ちますが、四万十川にはあまり堤防が作られていません。あったとしても、コンクリートでできたものは少ない。昔ながらに流れている川。それが四万十川の魅力とも言えます。

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沈下橋

四万十川を有名にしているのが、手すりのない沈下橋下流から上流にかけてたくさんの沈下橋が残っています。道幅は車一台が通れる幅しかありません。離合待ちのときは、橋の手前で待つこととなります。

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川の流れが緩やかなこともあり、初心者のカヌーの練習にはもってこいの場所です。さらに景色がいいですから、都会からのカヌー愛好者がたくさん訪れています。

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道の駅「とうわ」

四万十川をさかのぼって、最初の道の駅が「とうわ」となります。ここのおすすめは川エビと川ノリ、そして、天然ウナギです。特にウナギは貴重で限定販売となっています。すぐに売り切れとなります。

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焼酎の街、大正町

ここから少し遡ると、焼酎の街、大正町となります。ここの栗焼酎、ダバダはいまやブランド化しています。焼酎銀行なる、ちょっとおふざけのお店もあります。

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この町から、大きく二つの川に分かれますが、本流の方を先にさかのぼってみます。

四万十川は流れが緩やかなためか、上流に行っても川幅があります。窪川をすぎると少しずつ山の中に入るので川幅が狭くなります。

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天満宮前キャンプ場

大野見までのぼると、川を歩いて渡れるくらいになります。ここの天満宮前キャンプ場はキャンプ通には知られたところ。自然のままのキャンプが楽しめます。川釣りも楽しめますし、なにしろ予約なしで泊まれる貴重なキャンプ場です。また、シャワーやトイレなど、必要最低限度の設備も整っています。

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そして、本流最後の沈下橋となります。

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この後、川は狭い谷を源流までさかのぼることとなります。

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さて、今度は梼原を流れる支流です。狭い谷間をさかのぼります。この道は「酷道よさく」とよばれる国道439号線で、狭いうえにカーブばかりでなかなか前に進まないところです。そのおかげで自然はたっぷり残っています。

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龍馬脱藩の道

梼原の盆地に入ると、明るさが戻ってきます。この町は龍馬脱藩の道を町おこしの材料にしており、それに由来するものがいろいろあります。かつて、NHK龍馬伝が放送された時はたくさんの観光客でにぎわいました。いまでも、坂本龍馬の人気は根強く、観光客を集めています。

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ここから、愛媛へ続く脱藩の道は、山を登ることとなります。棚田が続きます。

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この山の上は四国カルストとなります。四万十川の水がきれいな一因に、石灰岩にしみ込んだ地下水が源流になっていることもあります。