どこかに行きたいなぁ〜旅行記〜

定年バックパッカー

世界遺産の中にあるホテル コートヤード ヒーレン マラッカ


ホテルの場所はヒーレンストリート。このホテルは現在、ホテルのホームページからしか予約できない。ホテルに着くと、まず冷たいジュースのサービス。壁の細かな装飾も見ものです。一見、小さそうなホテルに見えますが、奥が深いです。朝食会場は道路を渡った向かいのレストランになります。

コートヤード ヒーレン ホテル

コストパフォーマンスのすぐれたホテルであった。

2015ベストバリューホテルとして、トリップアドバイザーから賞を受けています。

値段が6000円ちょっとで、このレベルに泊まれるのはうれしい。

ホテルの場所はヒーレンストリート。

ナイトマーケットで有名なジョンカーストリートの一本南の通りである。

泊まるまでは、街の中心部だからある程度の騒がしさを覚悟していたが、

少し夜が更けると、写真の通り人通りがほとんどなくなる場所にある。

むしろ、寂しいくらいである。

ナイトマーケットが開かれている週末の昼間は、前の道路は大渋滞になるが、

遠くから来ている人が去った後は、こんな感じになる。

時刻としては、午後9時ごろには閑散となる。

1_20150706205459823.jpg

この通りは、マラッカの偉人、ヒーレンにちなんでつけられたものである。

マレーシアは多民族の国である。

本来住んでいたマレー人に、華僑である中国人、

そして、イギリス植民地時代には、プランテーションの労働者としてインドからタミル人がやってきた。

これらの民族は宗教も言葉も違う。

当然、これらの間には文化の摩擦ができ、争いが起こる。

この民族間の間を結んだ人物が、このヒーレンである。

彼は商売人として金持ちであり、そして政治家であった。

そして、この町に住んでいた。

彼の生家もこのホテルのご近所さんである。

1 (2)

このホテルは現在、ホテルのホームページからしか予約できない。

英文でのメールのやり取りになりますが、

グーグル先生の力をかりて、予約をいれました。

儲けより、ホテルのポリシーを大事にしている姿勢が分かります。

沢山あるホテル予約サイトを使えば、宿泊者が増えるはずなのにつかわない。

ウブドの人気ホテル テガルサリ も同じシステムである。

ここと同様ホームページのみの予約で、空きが見つかったら、

即決をするぐらいの気持ちでないとすぐ売り切れるホテルである。

ひょっとしたら、このサイトで初めての姿見せかも。

下の写真、カミさんのを代用してます。

肥満体の後ろ姿が・・・・

2_2015070620550188f.jpg

ホテルに着くと、まず冷たいジュースのサービス。

なんか、日本のおもてなしに通じます。

日本でいうば、ホテルではなく旅館の部類に入ると思います。

ホテルのスタッフはみな若い人ばかり。

夜の守衛さんが一番年寄りです。

小さなホテルだから、小さなところまでサービスしてくれます。

3 (2)

壁の細かな装飾も見ものです。

置いてある調度品も。

昔の生活を忍ばせてくれます。

3 (3)

右にある階段が各部屋につながっています。

大きな荷物だと、ちっょときついかも。

上がったすぐのところがドアです。

部屋鍵がないと入れないシステムとなっています。

3_20150706205517e70.jpg

一見、小さそうなホテルに見えますが、奥が深いです。

中庭が二つ。長い廊下でつながっています。

雰囲気、抜群にいいです。

金持ちの自宅を改装して、ホテルにしたそうですが、

いたるところに歴史を感じます。

4_20150706205518ace.jpg

5_201507062055203e5.jpg

6_20150706205522c95.jpg

部屋はこんな感じです。

少し狭いです。

一番安い部屋にしたのでしかたがないですか、次回はもう少し出そうと思います。

カーテンを開けると、中庭ですが、廊下を通る人から見えるので開けませんでした。

仕方ないです、安い部屋ですから・・・

でも、一番外に早く外に出れる部屋です。

ドア鍵を開けるとき、少しテクニックがいりました。

三度ほど、ホテルの人に開け方習いました。

ロビーが近いので、すぐ呼べました(笑)

7_20150706205515746.jpg

湯沸かしとか、セーフティボックスとか必要なものは揃っています。

8_20150706205534a7f.jpg

シャワールームは天窓からの光で気持ちいいです。

9_20150706205535781.jpg

朝食会場は道路を渡った向かいのレストランになります。

土産物店の奥になるので、ホテルのスタッフに案内されるまでわかりませんでした。

大きくはないのですが、ホテル自体小さいので客も少ない。

東南アジアのホテルとしては、客層が落ち着いてます。

団体客がいないというのが大きいと思います。

10_20150706205537fc4.jpg

メニューの数は大きなホテルにはかないませんが、

味はしっかりしていた、

何より丁寧に作っているのが伝わってきます。

11_2015070620553836d.jpg

12_201507062055321b3.jpg

雰囲気がいいので長居したくなる空間です。

ここに住んでいた人は、この中庭でのんびりした時間を過ごしていたのでしょうね。

京都の町屋に似ているところが多いです。

13_201507062055520d9.jpg

スタッフの笑顔に見送られて、後ろ髪をひかれる思いで後にしました。

このホテルを選んで、ほんと正解でした。

DSCF3235.jpg

立地で選んだホテルでしたが、いろいろ楽しませてくれました。

観光に疲れたら、すぐ帰ってこれるというのも、暑いマラッカでは助かります。

もう一度があるホテルです。