タクシー使ってまでマラッカへ急いだのは、このナイトマーケットを見るため。
この日は日曜日。
この日を逃すと、もうこの旅行中には見ることはできなくなる。
この通りの名前はジョーカー通り。
タイのカオサンレベルの人ごみです。
違いは酔っ払いがいなく、家族連れが中心。
それに静かです。
店はマーケットの時だけ,ご近所さんがやっているようです。
素人の店の集まりと言うことで、それほど商売っ気はないです。
まずは、腹ごなしから。
夜は長いですから。
中華系のレストランを選んで、テラス席を。
ナイトマーケットの人の流れを楽しみながら、食事です。
私たちが最初の客だったのですが、招き猫になったのか、続々と客が増えてきます。
いろいろな客がいますが、ちょっと異質だったのが、孫とおばあちゃんの欧米人カップル。
ばあちゃっんに連れられてか、それともばあちゃん一人だと危ないので、孫をつけたか、いろいろ想像・・・
ばあちゃっん、結構酒好きです。
孫の方は、ゲームに夢中。
テラス席からは、ジェオグラファーカフェがよく見えます。
こちらは若者中心。
食べるより、飲む中心の人たちです。
地理学者・・・惹かれてしまいます。
実はわたし、ジォグラファーなんです。
ジョーカー通りには、雑多な店が並びます。
昔懐かし、さとうきびのジュース屋さん。
昭和の時代に戻ります。
私の子供のころは、サトウキビ一本がおやつとして与えられていました。
歯でしごきながら、少しずつ汁を楽しんでいきます。
一本食べるのに、一時間ぐらいかかりました。
何のお菓子でしょうか。
ポテトチップに似ていますが・・・・
こんなんのも、昔の駄菓子屋さんを思い出させます。
ミニュチュアのおもちゃさん。
熱心撮っていると、シッシと追い払われました。
これは、ひとつお土産にと思ったのですが、あげる相手が思い浮かばず。
所狭しと、店が続きますが、それほどうるさくないのが他の国のマーケットと違います。
ミュージックを流してないからでしょうね。
通りの入り口が、マラッカ川の橋とすると、
奥まったところになるところに食べ物屋の屋台が集まっています。
食べたいのですが、なにぶんにも、現金の持ち合わせがありません。
この国も庶民の娯楽はカラオケのようです。
ジョーカーホテルの前に、立派なステージが作られています。
お寺の中も、カラオケステージです。
覗いていたら、中に入って歌ってみないかと勧められましたが、
マラッカデビューは遠慮しておきました。
夕涼みを兼ねて、店番しているお年寄りも多いです。
マラッカ川の方に行くと、ライトアップが始まり、
その中を優雅に遊覧船が走っています。
ちょっと前まで、人でごった返していたオランダ広場は人が減って、キティちゃん車が暇そうです。
遠くから来た観光客はいなくなり、残っているのはマラッカの人か、ここに泊まる人にかぎられてきました。
私的には、これぐらいの雰囲気が好きです。
例の地理のお店も客が少なくなりました。
やっと、落ち着けて飲めます。
周辺の通りでは、祭りの後の静けさを楽しむがごとく、旅行者が涼しくなった時間を楽しんで
います。
この通りの周辺はゲストハウスが多いので、バックパッカー風の旅人が多い。
タイのカオサンと違うのは、年齢層が高く、ばか騒ぎする人が少ないことである。
さしづめ、シニアバックパッカーの聖地と言うところでしょうか。