人の記憶というものは面白い。
変なところを覚えていて、大事なところの記憶がなくなっていることがある。
私のロンドンの記憶がそうである。
30年前にロンドンに来た時のウェストミンスター寺院やビッグベンの記憶がないのである。
ロンドンまで来て、ビッグベンを見ずに帰ったとも思えない。
しかし、記憶がないのである。
テムズ川に関係するものとしては、ロンドンタワーが記憶に残っている。
橋の上の監獄の話がより印象を強くしているのかもしれない。
子供のころ読んだ鉄仮面の話が加わり、さらに夕方見たものだから、不気味な記憶が残っている。
もう一つ、よく覚えているのが、コベントガーデン。
当時、ロンドンの中心部の再開発が始まったばかりで、
ロンドンの中で一番お洒落なところと聞き、行ってみたら、
何でもないショッピングセンター。
当時としては、中心に吹き抜けを作り、斬新なデザインだったのかもしれませんが、
わざわざ行くほどの場所ではなく、がっかりした記憶があります。
その頃、パリの再開発で、ポンピドーセンターが人気のころです。
こちらは、結構満足した記憶があります。
若い時の私の行動の価値観が自分自身でもよく理解できません。
そして、最大の失敗が、ホテルの廊下で転んで、
顔をドアノブにぶつけたことです。
顔のケガは大したことはなかったのですが、
あたったところがメガネで、レンズの真ん中にひびが入ってしまいました。
最後の滞在地がロンドンだったので、
丹下左膳状態 (※年寄り用語です。検索してみて・・)が短いのが幸いでした。
いろいろ他にもあったので、ビッグベンの記憶が片隅に追いやられてしまったのでしょう。
ということで、ビッグベンの記憶は、テレビで見た映像の方が強いわけである。
しかし、いいこともあるわけで、ビッグベンを見て、
初めて見たという感激がわいたのである。
さらに、滞在中、二度もウェストミンスターに行くという、変な行動まで取ったのです。
ふつう一回見ればいいでしょう。
なぜか、二度も見に行ってしまった。
さてさて、ここで私の恥を発表します。
長い間、ウェストミンスター宮殿とウェストミンスター寺院はつながって、同じ建物と長い間、勘違いしていました。
まぁ、冷静に考えれば、国会議事堂と教会が同じなわけないですよね、
国王の戴冠式がウェストミンスター寺院で行われるので、それで思い込んでいたのかもしれませんね。
ということで、寺院の写真です。
最後の写真、なんでこんな写真撮ったんだろうと思いますが、でも気に入ってます。
ちょっと、やばいですが・・・
さて、記念写真となると、やっぱり電話ボックスです。
ロンドン土産をみていると、この電話ボックスのイミテーションをよく見かけます。
結構人気者で、私も入って撮りたかったけど、なかなか空きが見つからなかりません。
撮影は結構盛り上がっており、この電話ボックスの人気ぶりがうかがえます。
こんな感じで、初めてでないのにたくさん楽しめました。
歳とって物忘れが進むと、こんな感じで、毎日が新鮮な一日になるかもしれませんね。
それもまた楽しいかも(笑)
今日も思い出話にお付き合いくださいまして、
ありがとうございます。
初めてロンドン行ったのが30年前、
そして、今書いている記憶が3年前のもの。
3年以内なら大丈夫なようです(笑)
四方山話にお付き合い、ありがとうございます。