私が小学生の時、初めて叔父に車で高松に連れて行ってくれた。
車はスバル360。当時としては国産の車として注目を浴びていた。
今から50年も昔の話である。
渋滞というものはなく、車のスピードは遅いのだが、1日で松山・高松の日帰りをこなした。
その時の感想は松山に比べ、ビルが多かったのが記憶に残っている。
子供心には、屋島に登り、土器を投げたことが一番の思い出となっている。
まだ、うどんブームなどというものはなかったので、うどんの記憶すらない。
その後、大人になり、仕事などで高松を訪れることがあったが観光という感じは全くなかった。
ただ行くたびに、松山と高松の都会度の違いが少しずつ開いていくのを感じていった。
一番の差を感じるのは国鉄、今のJrが複線であり、高松に近づくにつれ、列車のスピードが速くなったのを記憶している。今もこの傾向はある。
逆に、高松から列車で松山に向かうと、特急なのに列車の待ち合わせで停車を強いられることがある。
都会から来た客が、「どうした。故障か。」と話をしていることもあった。
栗林公園
高松の観光地としてあげるならばこの公園だと思う。
子供の頃から何回も訪れているが、年をとるにつれ、良さがわかるようになった。
子供の頃は隣接していた動物園の方が気になって仕方がなかったが、今は全くの逆である。
こんな公園が松山に欲しいものです。