どこかに行きたいなぁ〜旅行記〜

定年バックパッカー

わたくし、穴があったら入りたい恥ずかしいお話し


昨日の話の続きです。

伊勢丹からシーロムで乗り換え、ファランポーン駅へ。

乗り換えが長く、すきっ腹に答えます。

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そして、空腹でたどり着いたチャイナタウン。

以前食べた串焼きの屋台を目指して歩いているときでした。

シンボルの中華街の鳥居の前で、道路を渡ろうとしたとき、

そこは横断歩道ではない

と、中年の男に声をかけられました。

何をしに、ここに来たかと言われ、食べるところを探していると答えると、

今日は中華街はお祭りだから、店は開いていない、という。

確かに、付近にあいている店はなく、お寺では盛大な法要が行われている。

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困っていると、いい店知っているから教えるから紙を出せという。

そこに書いたのが、ソンブーンといシーフードの店の名前。

安いし、うまいから是非行ってみるように勧める。

時間はもう8時前だし、家族全員、腹が減っている。

この中年の男と息子が片言の英語で盛り上がっているし、

息子は気に入ったようで、一緒に写真撮ろうとまで言っている。

しかし。写真は、今お祭りだから、撮ったらいけないと断られている。

場所は歩くのは遠いから、トゥクトゥクで行くといいという。

そこに止まっているトゥクトゥクを使うと、100バーツ取られるから、

私が停めてあげるトゥクトゥクで行くといいと言う。

ナントやさしい人なんだろう。

停めたトゥクトゥクに、紙を渡して、40バーツで行けというと、あっけなく了解。

私が交渉すると、かれこれ時間かけないと乗れない料金にあっけなく決まりです。

現地の人は違いますね。

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トゥクトゥクに乗ること、20分。

着いたところは、アユタヤ通りの大きなシーフード店。

みんなにメニューが配られます。

みんな空腹が限界に来ています。

私は空腹で考えるのも嫌になっていたので注文はカミさんに任せます。

息子はエビを頼み、私はムール貝と魚を頼みます。

あと、空芯菜とチャーハン大盛りを注文。

まずは、ビールです。

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最初に出てきたのが、ムール貝。300バーツで結構おいしいです。

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その後、矢継ぎ早に出てきます。

みんな飢えてますから、一気に食べます。

あせって写真撮るものだから、ブレブレ写真です。

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さて、腹も満足したところで、会計です。

周りの席も同じように会計を頼んだ席が数席あります。

様子をみていると、電卓を客がたたき、店の人といろいろ話し合っています。

人によっては、わざわざレジまで行って話しています。

結構、めんどい店だと思っていたら、カミさんのところに紙が届きました。

カミさんと店の人がもめ始めました。

7000バーツ越えの請求です。

私がこんなの払えないというと、メニューを再度持ってきて、説明が始まりました。

まず、写真のエビを指さし、これを使っているから3000バーツ。

そして、魚もこれだから3000バーツ。

その他は100バーツちょっとと安いのですが、魚とエビがめちゃ高いです。

さらに、それに税金が17パーセントつきます。

そして、極めつけは、チップとして1000バーツ要求です。

そんなの納得できない態度を取っていると、メニューの下の方に書いてある小さな文字を指さします。

生命保険の注意書きくらいの小さな文字でびっちり書いてある注意書きの中に 17パーセントの税金の内容と強制チップ1000バーツと書いてあります。

というより、書いてあったようです。私、小さな文字、老眼で読めませんから。

そして、なんと現金で払えと言います。

そんな金持っていないからカードで払わせろと言うと、しぶしぶ納得しました。

そして、ちょっと請求が減りました。

先ほどの7000バーツが5500バーツに減額です。

ここで気が付きました。

これが有名なシーフードぼったくり詐欺だと・・

店としては、証拠を残したくないから現金払いを要求してきたのです。

カードだと、記録残りますから。

カードで払うとなると、まともな値段に下がります。

それでも、高いですが。

しかし、チップだけは1000バーツ現金でよこせと言います。

もう、こんな店早く出たいので、1000バーツ払います。

後で、店の名前をネットで検索してみました。

すると、すごいことが分かりました。

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左の写真は、5月に出たバンコクポストの記事からのものです。

記事の内容は、バンコクのシーフードレストランでぼられた中国人が腹を立てて、

ネットに投稿した領収書が拡散しているというものです。

高い料金を請求された上に17パーセントの税金、

そして、さらに強制的チップ800バーツを払わされた内容です。

右の写真は私が行ったシーフード店のカード決済の控えです。

店の名前、そして、電話番号が一致しています。

つまり、私、新聞にも載った有名なぼったくりの店で見事ぼったくられましたわけです。

さらにチップが200バーツ値上げされてます。

これ、むかつきます。

後から考えるといろいろ怪しいところがありました。

息子が写真一緒に撮ろうといったとき拒否した。

写真を取らさない人間は、まず詐欺師であるということ。

今までも、危ないなと言うときはさりげなく写真撮ってプレッシャーかけていたぐらいなのに、

よっぽど腹が減っていたのか、判断力が鈍っていた。

つぎに、トゥクトゥクが綺麗だった。

日本語の飾りまであった。

呼び止めたオッサンとトゥクトゥクは結託していたのでしょう。 古典的な詐欺です。

恥ずかしいです。

人は欲が深いと騙されます。

私は食欲のため騙されました。

教訓が一つできました。

腹減ったときは決断しない

SRIAYUDHYA SEAFOOD が店の名前です。

スリアユタヤ シーフードと読むのでしょうか。

ソンブーンと言う名前でもありませんでした。

あの日だけでも、たくさんの人が引っかかっていたようです。

トリップアドバイザーでも同じ手口でやられた人の話がたくさん載っています。

英文投稿で、仏の祭とかあるので、これも私の時の手口と同じです。

今日も、たくさんの人が騙されているのでしょうね。

もしよければ、バンコクに行く人に店の名前、教えておいてください。

それと、薔薇e族のトゥクトゥク要注意です。

恥ずかしい話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

馬鹿な奴だと笑ってください。