テムズ川の下流のグリニッジに、楽しい空中イベントがある。
エミレーツ・エア・ラインと呼ばれるロープウェーである。
たいへんな人気で、かなり待たないといけないような雰囲気があったが、
けっこう列が長いのにかかわらず回転が速く、
30分ほど並んで乗ることができた。
テムズ川の上から見るアトラクションとしては、ロンドンアイがありますが、
そちらは予約が必要だし、なにより高い。
その点こちらは庶民価格です。
片道で物足りない人は往復割引もあります。
サイクリストの人もどうぞです。
なんとこのロープウェー。
自転車ご載せることができる。
自転車文化の違いを感じます。
さて、このロープウェーがあるところはドッグランズと呼ばれるところです。
テムズ川は、エスチュアリーと呼ばれる、河口が沈降しているところにあります。
そのために川底が深く、河口から50キロ近く上流まで、船は川をさかのぼることができのです。
ロンドンの港はテムズ川の河岸に発達してきました。
この周辺は造船所が多かったことから、ドックランズと呼ばれるようになりました。
船が大型化し、港は下流に移動したため、
倉庫街がひろがる、あまり人気のある地域ではないところとなりました。
そこで、ロンドンの再開発の一つとして、ウオーターフロント計画と言う名のもとに開発が始まったわけです。
内容は、高級ホテル、ヨットハーバー、大規模のイベント会場などの建設です。
あれ、これ東京に似てる、と思う人がいると思います。
はい、東京の再開発はロンドンのパクリなんです。
お台場や千葉の幕張、そして、横浜のみなとみらい、すべて、ロンドンのパクリです。
まあ、成功したものを真似するのは良いことです。
東京と違うのは、ここは住宅街にもなっています。
路上駐車がめだちます。
日本の住宅街では考えられないことです。
同じ首都でも、東京都大違い。
数字にあらわれない豊かさを感じます。