パトンビーチからプーケット長距離バスターミナル2までの行き方が難しくなっている。
以前のプーケットタウンにあった長距離バスターミナルは郊外に移転している。
バンコクやハジャイ、サムイ島などからバスは郊外のバスターミナル2の発着となっている。
以前だと、バトンビーチからソンテウと呼ばれるバスに乗ればたどり着けたようだが、今は難しい。
空港行のようなミニバスサービスでもあればいいと尋ねてみたが、空港までしかないという。
結論はタクシーで行くしかないようであるが、プーケットからスラタニまでの4時間のバス料
金が220バーツ(約700円)なのに、
一時間ほどのタクシー料金が2000円くらいかかるのは納得できなかった。
時間の余裕もあるので、とりあえずプーケットタウンまではソンテウで行くことにした。
ソンテウのバス停はなく、ビーチロードをのんびり、ホントのろのろと走る青色のバスに手を挙げて乗るシステムである。
通り過ぎてしまうのではと心配する人もいるかもしれないが、まず、停まらないことはない。
ただ立っている人を見つけると、親切な運転手さんは停まって確認するくらいである。
街を外れるとスピード上がって、快適に進むこととなる。バス停は決まっているようで現地の人は乗り降りが繰り返される。
終点は他プーケットタウンのバスターミナル1と聞いていたが、途中の噴水のあるサークルで降ろされた。
降りると、ここが終点だと言ったおっさんのいろいろな斡旋が始まる。
どこに行くつもりなのかとか、聞いてくる。
旅行会社の斡旋を仕事としているようだ。
一緒に乗っていた欧米人はピピ島に行きたかったようで、そのおっさんの案内でそこから消えていった。
長距離バスターミナルに行くつもりだというと、バスのチケットを売ろうとしてきたが、もう買っているというと諦めた。
タクシーを勧めてきたが、ピンクバスを使うというと諦め、どこから乗ればいいのかと聞くと、
ここを通るからここで待っていればいいと教えてくれた。
ピンクバスとは、プーケットタウンの中を走っている循環バスで、ピンク色をしていると事前に情報をつかんでいた。
ピンク色のバスがやってきたので乗ろうとすると、それはバスターミナルにはいかないという。
しばらくするとピンクバスがやってきた。
先ほどおっさんがこれだと目で合図してくれた。
バスに乗っていた車掌さんもバスターミナル2に行くと言ってくれた。
しばらくピンクバスは走ると、バスターミナル1に着いた。
ここでしばらく停まるという。
一人のおばさんが一緒である。
日本人とわかるといろいろ話しかけてきた。
自分はチェンマイ出身でいいところだからぜひ一度訪れたらいいと勧めてくれた。
とくにこの時期はここと違って涼しいからいいという。
ふと横を見ると、隣のバスはパトンビーチから乗ってきたバスが停まっている。
噴水のあるサークルが終点だというのはなんか怪しい話のように思えてきた。
ツアー斡旋のおっさんの策略かもしれない。
そうこうしているうちに、ピンクバスが出発し、無事バスターミナルにたどり着くことができた。
10時にホテルを出発して、バスターミナルに着いたのが12時前。
時間的にもこれていいんじゃないかなという移動手段である。
ちなみに費用は、パトンビーチからプーケットタウンまでが30バーツ。
ピンクバスは10バーツ。
安いです。