マレー半島南下の旅は、プーケットから始まった。プーケットと言えば、パトンビーチ。ここは、映画インポッシブルの舞台になった地。津波に襲われ大きな被害を出した。そのあと、たくましく復興した街である。
マレー半島南下の旅は、プーケットから始まった。
マレー鉄道縦断の旅がメインであるので、バンコクからペナンのバターワースまでの夜行列車のチケットを予約していた。
バンコクから乗るのが筋であるが、もったいないが始まりの部分は乗らず途中から乗ることとした。
そして、マレー半島の付け根から旅を始めることにした。
まずは、飛行機を乗り継いでプーケットへ降り立ったわけだが、
プーケットと言えば、パトンビーチ。
リゾート地であるが、酒池肉林の姿も持つ。
ばか騒ぎが毎日、朝六時まで続く。
一番にぎわっているのがバングラ通り。
ホテルはこの近くに取ったので、朝まで大きなスピーカー音に悩まされることとなった。
時間は八時。
まだ、人通りは少ない。
後日、スターチャンネルで、インポッシブルをやっていた。
たまたま無料放送でやっていた。最初からではなく、チャッネルを回していてたまたま見つけた。
ちょっと見ていると、スマトラ沖の津波の映画だと気付いた。
その後、最後まで見た。
何という偶然なんでしょうか。
もし、これを旅行に行く前に見ていたら、旅行のコースを変更してプーケットには行けなかったであろう。
改めて、すごい出来事だったと感じ入ってしまった。
それと同時に人間のたくましさも感じた。
あの荒れ果てた観光地を再度作り直したプーケットの人たちを尊敬する。
悲しみの中で、ばか騒ぎを演出する強い力。
暗い影の中から、次の明るい未来に向かう力を。
改めて、冥福をお祈り申し上げます。