地方に住む者にとって、海外旅行の大きなネックとして、国内線から国際線への乗り換えがある。
場合によっては、前泊が必要になる。
いかに、国内線から国際線に乗り継ぐか、日程だけでなく費用にまで大きくかかわってくる。
往復一万円で、羽田往復の国内線が付いてくるのだから、涙ものです。
ANAだけ、JALだけで国内線から国際線に乗り換えるとき、羽田経由は一番楽で、安上がりのコースとなります。
私はANAのマイレージを貯めている関係で、ANA便を使うことが多い。
荷物は地方空港で預けると、そのまま国際線に積み替えられ、
荷物に出会うのは到着都市の空港である。
空港内はバスでターミナル間移動なので楽である。
これが成田発などになると、時間もかかるうえに、3100円も必要となる。
一度、京急と京成を乗り継いで、成田に行ったことがあるが、
もう二度と乗らないと誓っている。
この前、パリに行ったときは乗り継ぎの関係もあり、フランクフルト経由で行くこととなった。
この便は夜行便で、地方から乗り継ぐのに便利な時間帯である。
乗るとすぐ眠れるので、時差対策にもいいはずであるが、
私の場合、なぜか飛行機では眠れない体質である。
寝てもウトウトしているぐらいで、横で爆睡しているカミさん見て、常に腹立たしい思いで機内を過ごしている。
彼女が起きるのは食事時ぐらいである。
私の旅の友は、モニターに映し出される地図。
この地図を眺めて、ひたすら時間が過ぎるのを待つこことなる。
しかし、至れり尽くせりの日本の航空会社。
ほとんどのわがままを聞いてくれる。
少々の高い料金払ってもいいと思わせる。
LCCばかり乗っているものにとって、極楽飛行である。
朝食を食べると、フランクフルトである。
パリ便への乗り換えとなるのだが、空港と言えどもドイツである。
ここでビールを飲まずにどこで飲む、という感じである。
のんびりしすぎて危うく乗り過ごすとこであった。
直前にゲート変更に気が付き、広い空港内を走り、酔いを加速する結果となった。
乗り継ぎ便は、同じスターアライアンスのルフトハンザ航空。
一応、国際線と言うことか、立派な機内食が出た。
この時、ちょっと嫌な事件が。
隣に座ったのがマナーの悪い中国人。
離陸中もずっとパソコンをしようとする。
そこまで忙しい勤め人のように見えないのだが、
乗務員に強く注意されるまでやめなかった。
この中国人、私を同胞と思ったらしく、気安く中国語で話しかけてくる。
私は日本人だといっても、またまた冗談を言ってと中国語で話しかけてくる。
このマナーの悪い連れだと思われるのは、大変つらい。
乗務員は明らかに同じ仲間とみている。
最後にぶちぎれて、私は日本人だと、中国語で言い放つと、急に静かになった。
こんな下手な発音をするのは日本人だと納得したのだろう(笑)
パンをかじって、コーラを飲んでいるとパリに着いた。
ターミナルは、昔懐かし、ドーナツ型の第一ターミナルであった。
また、年寄りの思い出話が続きます。
付き合いありがとうございます。