ルーブルにピラミッドができる前、
入口は、東側、つまりシテ島側がメインの入口であった。
入口は、出口にもなるわけで、疲れたら出口の二階のカフェでくつろいで、
そして、また美術館を見学したものである。
ピラミッドの入り口ができて、中の配置も変わり、
さらに展示物も変わり、今のルーブルは昔の面影がほとんどなくなった。
有名どころの絵の前でシャッターを切ってみた。
すばらしい絵は、カメラのレンズを通しても変わらない。
このレベルの絵を気軽に見れるパリ市民はうらやましい。
今回の旅行で悲しかったことの一つにモナリザがある。
モナリザのある部屋に行ってあぜんとした。
こんな遠くから見ないといけなくなったのかと。
昔、モナリザはもっと小さな部屋に置かれていて、
手が届きそうなところまで近付けた。
自分が移動すると、ずっと見つめているモナリザがいた。
ルーブルの良さは、作品に限りなく近づけれるところが魅力であった。
通路には、たくさんの模写の人たちがスケッチブックを広げていた。
そんな昔の印象が、一気に過去のものとなってしまった。
次の写真は、一応ルーブル行ったよと証拠写真的なもので、
半ケツの後ろ姿が私的には好きなものて゛、あしからず。
昔、日本に紹介されていたミロのビーナスの写真は正面からのものだけで
この後ろからの写真は、みんなに見せて喜ばれた記憶がある。
特に、男にですが・・・
哀しいサガです。
混んでいるルーブルは、嫌いなので、朝早くから並んで入場したのですが、
一気に一番と考えていたら、かつてのルーブルとは配置が違っていて、
迷子に。
結局、案内図をもらって探していたものですから、
どうしても観客が入ってしまいました。
でも、ホントに混んだらルーブルこんなものではないですから。
やっぱり、ミロのビーナスいいですねぇ(*^^)v
この美術館には、いろいろ思い出があるが、
ストライキ中のルーブル美術館に行った記憶は印象的である。
当然入れないのだが、それでも諦めきれない観光客がたくさん、美術館が開くのか待っていた。
その人ごみの中を歩いていると、一人のアメリカ人から声をかけられ、
美術館のストをやめるように要求する交渉団に入ったことがある。
彼は集めた色々な国の人たちとともに事務所に向かい、
事務員と交渉し美術館を開けたことがある。
アメリカの自由とフランスの平等の二つの価値観がぶつかった交渉はいい勉強になりました。
ルーブルって、本当にいいですね、いろんな意味で・・・