思い出旅行記

定年バックパッカー

正しい機内食の食べ方


みなさんは機内食をどのように食べていますか。

きちんと配膳されるファーストクラスやビジネスクラスの話ではありません。

エコノミークラスで配られる機内食の話しです。

以前、通路を挟んで隣に座った方が、美しい食べ方をしていたので紹介したいと思います。

日本人ではなく、外国の方でした。

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飲み物も食事も同時に配膳する路線でしたので、食事と同時にビールを受け取ました。

まず、彼はおもむろにスナックの入った袋を開け、それを食べながら、ビールを一本ゆっくり飲み干しました。

当然、ビールはコップにつぎ足しながらです。

そして、ビールを飲み終わると、初めて料理にかぶさっている蓋を一つずつ丁寧にはずします。

それまで、配膳された形で機内食がテーブルの上にありました。

蓋を一つずつ丁寧に容器の下に置き、袋からナイフ、フォーク、箸を取り出し、トレイに並べました。

食べる準備が整いました。

まず食べ始めたのはサラダです。

サラダの入った容器を手前に移動させます。

箸を上手に使って、黙々とサラダをすべて食べ終えます。

その次はメインディッシュの容器を手前に移動し、ナイフとフォークに持ち替えました。

当たり前のことですが、上手にナイフとフォークで食べていきます。

そこまできれいに食べれるかと感心するぐらい完食です。

その後、彼の手が向かった先はパンです。

そのパンにナイフでバターを塗りながら、これも最後まで食べ終えます。

食べ終わると、丁寧にパンの袋をたたみ、バターの容器とともに重ねてかたずけます。

そして、デザートに向かいます。

二口ほどで食べ終わると、片付けが始まりました。

初めに外した容器のふたを一つずつ元に戻していきます。

その容器の中に、ついてきたナプキンや食器がしまわれて行きます。

元通りに容器は配膳された位置に戻されました。

その後、飲んだビール缶を捻りながら、高さ3センチほどの高さまで両手で押しつぶしました。

コーヒーカップをトレイの横に置くと、その場所にその押しつぶしたビール缶を置き、食事が終わりです。

CAがコーヒーを配りに来ると、食べ終わった容器がCAに渡され、トレイは、配膳ワゴンの引き出しにビールの缶ごと吸い込まれていきました。

彼のテーブルの上にはコーヒーカップだけが残りました。

あまりに、スマートな食事の流れについついずっと見入ってしまいました。

私などは、ビールを飲みながら、いろいろなものに手を出して、だらだら食べていきます。

大体、ヒールをお代わりします。

パンを食べ、おかずを食べ、サラダへ。

トレイの上を箸がウロチョロします。

機内食なんてどんなに食べてもいいじゃないかと思いますが、それでも自分の食べ方がちょっと恥ずかしくなりました。

つたない話にお付き合い頂き、ありがとうございました。