ホイアン二日目の朝。
まずは朝食。
数種類のメニューから選べる。ベトナムはフランスパンが美味しい。
卵料理はスタンダードにオムレツ。
そして、やっぱり東南アジアに来たという実感はフルーツ。
ブュッフェスタイルの朝食が多いが、ここのホテルはメニューから選ぶ。
どちらがいいか・・
たくさん食べていた若い時はブュッフェ形式が良かったが、最近はこちらの方が楽である。
さて、今日はツアーに参加する。
今回の旅行は病み上がりということで、のんびりする予定であった。ホテルに着くと、女主人から世界遺産の遺跡へのツアーを勧められた。
断ると、
どうしてここにきたの行かないのか・・
信じられない・・
という。
かなり断ったのだが、押し切られてしまった。
昼食、ボートクルーズ付きで一人二十ドル。
高いのか安いのかわからないが、午前中で終わるということで申し込んだ。
8時にホテルに迎えが来た。
その車で街外れまで乗ると、大型バスに乗り換えた。バスに乗ると、ツアーの参加形態の確認。
色々な参加形態があるようである。
そこから一時間。
思っていたより遠いところにあった。 駐車場に着くと、バスは三台に増えていた。
乗客総勢百人以上。
これらがまとまって移動する。
こんなツアーは初めてである。
安い理由がわかった。
駐車場から遺跡までは遠い。
その間電気自動車がピストン運転していた。ベトナム、環境問題にまで考え始めたか・・
さすが世界遺産。
この小型バスを降りてからも結構歩く。
総勢百人で行動するのは嫌なので、グループから離れることとする。
地図があったので、問題ないだろう。集団が動き始める前に、先に出発した。
途中の道は映画に出て来そうな雰囲気。
ベトナム戦争映画でこんなの見たような・・
最初の遺跡が見えて来た。
先に出発したので人が少ない。可愛いお姉さんがポージングしていたので撮らせてもらう。
そうこうしているうちに、ツアー軍団に追いつかれてしまった。
一気に賑やかになった。
こうなると、遺跡の写真が大変になる。
いいなと思うところには必ず記念写真組がいる。
遺跡は予想していたよりよかった。
宣伝不足である。観光地化されたタイのアユタヤより面白かった。
規模が小さいので、軽く見られているのかもしれない。
写真を撮るものにとって、面白い題材であった。
ただ、観光客が多い。
申し込んだツアーだけでバス3台の大所帯。
それを一人のガイドがこなす。
当然、100人近くの集団が遺跡の周りに常にいる状態となる。
さらに、他のツアーも多い。
私が参加したツアーには日本人は私たちだけ。
その他、多国籍である。
英語圏からの客は少ないので、簡単な英語で案内が進む。
とにかく、いたるところにアメリカ軍の悪口が入る。
ツアー参加者の中にはアメリカ人もいたと思うが、さぞかし辛かったと思う。
遺跡観光が二時間ほどかかり、その後、川下りのクルージングである。
美味しい昼食がついていると、ガイドは力説していた。予定がかなり遅れ、時間は2時近く・・
バスを降ろされ、川沿いの小道を歩くと・・
ひょっとして、クージングってこれ・・
腹が減った・・
そして、出されたものが・・感激した。
前菜かと思っていたら、これで終わった。
手を出さない客もいた。
しかし、腹が立つことに・・
うまい
とにかくうまい・・
お代わりまでしてしまった。
クルーズの船は古くて、スピードが出ない。
何隻も別のツアーの船が追い越していく。
何度、追い越していく船に手を振ったことか・・
まぁ、仕方がない。
安いのだから・・
ホイアンの町に到着前に見たホテル。
良さげである。
次回はここに泊まるのもいいかも・・
しかし、終わって見たら満足のツアーであった。