フロムに到着したのが、1時半。
乗り継ぐフロム鉄道の発車が4時。
2時間以上の待ち合わせがあります。
街の中を観光するのもいいのですが・・
それほど体力残っていません。
地図をみると、乗り継ぐだけなら、それほど歩く必要もないようなので・・
とりあえず、近くの建物の中に入ってみます。
まずは土産物売り場。
カミさんは、これが欲しいとのことですが・・
何しろ荷物を増やすわけにはいきません。
諦めてもらって、トナカイの人形だけで我慢してもらいました。
さて、買い物が終わると、腹ごしらえ。
ノルウェーに入ってから貧素な食事が続いています。
何か美味しいものないかと・・
海鮮のカレーです。
ノルウェーまで来てカレーとは・・
でも食べたいし・・
結局、ソーセージとポテト・・
ドイツですね。
誘惑に逆らえず、カレーとなりました。
ノルウェーでドイツ料理とカレー料理。
インターナショナルです。
でもどちらも美味しくて・・
久しぶりに満足に食事でした。
外のテーブルで食事をしたのですが、その向かいにはキャンプ場。
たくさんのキャンピングカーが停まっています。
その前の川では海水浴。
一応、フィヨルドは海ですので・・
現在の気温、30度越え。
もう異常気象です。
私もここでひと泳ぎと思ったのですが・・
強くカミさんに止められました。
そこで、足だけでもと・・
めちゃ冷たいです。
考えてみれば、雪解け水。
泳いだら心臓麻痺です。
それにしても、泳いでいる若者元気です。
しばらく、川端でのんびりして・・
草の上で寝転がってみたり・・
しばしの休憩。
なんとも贅沢な時間が流れます。
そして、発車時間が近づいてきたので、駅に向かいます。
土産物売り場を通って・・
ホームの横が列を並ぶ場所になっています。
行くともうすでに多くの人が並んでいます。
みなさん、席の確保のためかと。
満員列車のフロム鉄道が到着です。
降りる人が終わった後・・
車内へ。
右側か・・左側か悩んだ末に進行方向に向かって、左側を確保。
さて、どうなりますか。
ちゃんと調べておけば良かった。
列車は時間通り出発。
初めは谷底の平野の中を進みます。
そして、徐々に高度を上げていきます。
さすが世界に知れたフロム鉄道。
景色が素晴らしくなっていきます。
崖の上からは滝が・・
今日何回見たことか。
すごい景色なのですが、もう見飽きたようで・・
三十分ほど走ると、停車。
どうも待ち合わせのようです。
しかし、なかなか相手の列車がやって来ません。
気温は30度越え。
エアコンなし・・
暑いです。
走っているうちは風が入ってくるのですが、止まると灼熱地獄です。
こんな気温、想定外なのでしょうね。
やっとやって来た列車。
早く来ればいいのに、のんびりのんびり・・
まぁ、観光列車ですから仕方ないのかも。
最高速度は40キロとのこと。
そのスピードで20キロの坂を登ります。
その高低差800m以上。
すごいです。
でも、やっぱり暑いのですが・・
すれ違った後、さらに高度を上げていきます。
こんなところに鉄道を作った自体すごいことです。
川の流れもだんだん早くなって来ました。
と思っていたら・・
滝に到着です。
観光タイムということでしばらく停車です。
なるほど、すれ違いの烈士屋が遅れたのはこれのせいかと。
後ろの方の車両はトンネルの中。
確かに観光タイムを作らないと、不満が出そう。
先ほどまでの暑さが滝のおかげで涼しい。
それにしても、たくさんの客が乗っていたものです。
降りないで、車内からみる人も・・
ここは写真に収めないと・・
フロム鉄道一の観光スポットです。
さて、滝観光が終わると、さらに高度が上がります。
それにしても、すごい勾配です。
よくあそこから上がって来たものだと。
その後、小さな駅に停車。
少ないながらもお客が降りていきます。
ホテルや別荘があるようです。
さらに登ると湖が・・
美しいです。
こんなところに泊まれたら・・
うらやましくなります。
この付近で線路は馬蹄形に。
ぐるっと回って高度を稼ぎます。
ノルウェーでは自転車の旅行客も多く、ここまで自転車で来る人もいるとか。
元気です。
そして、ミュルダル駅到着。
1時間のフロム鉄道の旅が終わりました。
この駅の周辺にもたくさんのホテル。
行きにもここを通ったのですが・・
改めてホームに降りると、観光地です。
高原の駅なのに、結構大きいです。
そして、ホームが長い。
売店もあります。
当たり前か・・
寒い季節は避難場所ですね。
オスロ行きの列車は17:54発。
全く夕方という感じはしません。
さすが北欧の夏です。
やっと列車がやって来ました。
これに乗ってオスロに帰ります。
窓からは雪景色。
先ほどのフロムの街の気温が嘘のようです。
途中駅には夏休みを楽しむ人の姿が・・
自然のど真ん中って感じです。
オスロ到着は夜の11時過ぎ・・
長い1日でした。
これで、終わればいいのですが・・
まだ、やらなければいけないことが後一つあります。
荷物をコインロッカーから取り出して、オスロ空港へ向かいます。
まだまだ長い1日が続きます。